障がい者の過労死裁判日記

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 「トヨタ・内野判決を今後に生かす集い」に参加

<<   作成日時 : 2008/12/01 17:22   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

2007年11月30日、名古屋地裁は原告・弁護団の主張をほぼ全面的に認め、「QCサークル活動を含む社内における上司のもとでの小集団活動は業務」「夜勤を含む交代勤務の負荷過重性」を認める画期的な判決を下しました。国・豊田労基署が控訴を断念したため、同年12月14日に判決が確定しました。

判決確定後、行政は「被災1ヶ月の残業時間は106時間45分」と認定した地裁判決を無視して遺族年金を算出しようとしました。納得できない博子さんは、豊田労基署要請・愛知労働局要請・厚労省要請など精力的に行動し、判決に基づいた残業時間で遺族年金を算定させることができました。

2008年11月29日、名古屋市熱田区の労働会館で「トヨタ自動車・内野判決を今後に生かす集い」が行われました。報告集発刊を記念して内野裁判支援者、約100名が集まりました。

画像




内野さんは、「判決で労災の基準が変わったり、被災した場合に遺族が、早く支援組織にたどりつけるような仕組みになってほしい。この判決を今後に活かしてもらえると、今まで頑張ってきた甲斐がある。」と、挨拶しました。

画像




弁護団のひとり、水野弁護士は「QC活動など、業務の範囲を広げたことは大きな成果である。必要性の少ない製造業で夜勤を行うということは、反生理的であるということを裁判所が明確に認めた。これは、労働衛生学の研究の成果である。
内野さんは労働時間を調べるため、ガソリンスタンドの領収書などから時間を調べた。判決後にトヨタにはカードリーダーができた。その後、チーフエンジニアの労災認定にはカードリーダーから労働時間を割り出すことができた。これも内野判決の成果である。
内野さんの『世界一のトヨタなら、労働環境も世界一にしてほしい』という言葉はすばらしかった。」と、述べました。

画像




弁護団のひとり、田巻弁護士です。

画像




弁護団のひとり、岩井弁護士です。

画像




社内では、「時間に厳しくなった」「QC活動は時間内に収める」「創意くふう提案は強制されなくなった」「上司の指示があれば業務と認める」「カードリーダーができた」などの変化があったそうです。

「私は40年間勤務しているが、このような変化は初めてである」「この判決は大きな意義を持っている。会社は、法律・判決を順守する立場にある、社会的責任がある」「労災認定の基準を判決に基づき変えていく働きかけや、過労死予防の取り組みが広がっている。日本労働弁護団と、過労死弁護団による『過労死防止基本法』制定の働きかけ」などが報告されました。



愛労連議長の羽根さんは、「内野裁判では『(トヨタは)組合員の過労死を取り上げない』という、労働組合の存在意義が問われたのではないか」と、述べました。

画像




現在係争中の、小出さん、川野さん、倉田さん(代理)、杉林さん、小池が支援依頼をしました。

「ソフトバンク過労自殺損害賠償裁判」の小出さんは、障害4級であったにもかかわらず、過重な労働でうつ病を発症し、さらに片道2時間もかかる遠隔地に強制的に転勤させられ、5日後に自ら命を絶ちました。
口頭弁論は2009年1月20日 14:00 名古屋高裁、結審となります。



デンソー・川野さんは名前を公表して、労災認定裁判に臨む決意をされました。
皆様の温かいご支援をお願い致します。
次回口頭弁論は12月25日 16:30 名古屋地裁です。

トヨタ・デンソーうつ病損害賠償裁判の判決文です。
支援団体である愛知健康センターが表紙を作成し、判決文に付けてあります。

画像




鳥居公務災害・事務局の杉林さんです。豊橋市立石巻中学校で、学校祭の最中に脳内出血で倒れ身体障害1級となってしまった、鳥居先生の公務災害認定を求めています。年内に提訴の予定です。

画像


杉林さんの詩をご紹介します。

「輝きを見つめながら」
              (鳥居労災の会)杉林

6年前のこと
中学校の学校祭の真っ只中
前夜は
夜警のために校長室で
仮眠をしていたあなたが倒れた
42歳だった

そして
あなたは左上下肢麻痺
身体障害者1級
高次脳機能障害になった

「僕は公務災害」と言い続けるあなたに
地方公務員災害補償基金は
棄却、棄却、棄却と三度の通知
そして分限免職となった

あなたは
毎日のように新聞記事を切り抜くようになった
労災という文字を見つけては切り抜いた
2007年 真冬の朝
あなたは
内野裁判勝利の記事を切り抜いた
部活に明け暮れた日々を思い起こし
私に渡してくれた記事には
QC活動を業務と認めさせた文字が
赤線で囲まれていた
それは
長い長いトンネルに
光となって差し込んできたようだった

諦めなかったから内野裁判が生まれた
裁判をおこしたから
闘ったから
世界のトヨタに勝つことが出来た
かけがえのない内野健一さんの命は
働くものに灯りとなって輝いている

私たちは歩き続けます
内野裁判勝利の
輝きを見つめながら

2008年11月29日(内野健一さん過労死裁判勝訴報告集発刊の日に)



マツヤデンキ・障害者の過労死労災認定裁判」では現在、意見書で「突然死の業務起因性は明白である。」と述べていただいた、須田民男医師の証人要請署名を行っています。
意見書の全文と署名用紙がホームページでご覧いただけますので、ご利用ください。





設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文